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ケミックス製品「プロテクター」は常温でアスベスト繊維に塗布含浸させることにより、 針状結晶を太らせ浮遊を防ぎ固化安定させる効果がある無臭無害の水溶性無機質の溶剤です。
アスベストは不燃・耐熱性、耐薬品性、耐腐食性、耐摩耗性、絶縁性など優れた性質を持っていますが、
浮遊したアスベスト繊維の有害性が指摘されています。
プロテクターを使うことによって安定化したアスベストは、
アスベスト本来の性質を保ちつつ安全な物質へと変化します。
平成18年10月に建築基準法第37条の改定に伴い、吹き付け石綿(アスベスト)を封じ込める溶剤を建築材料(石綿飛散防止剤)として認定し、国土交通大臣の認めた認定剤だけが封じ込め工事に使用出来ることになりました。
弊社が開発いたしましたプロテクターH・P工法は平成19年8月14日に国土交通大臣より認定(MAEN-0017)を受けました。
H・P工法は、封じ込めによるアスベスト対策工法で、スケルトンの天井や機械室、ボイラー室他、剥き出しになっている吹き付けアスベストの飛散防止工事に最適です。
乾燥後はセメント質を一体化し、建材の一部となります。
表層部は防水性を発揮し、着色による表現の自由度が高いのも特徴です。
アスベスト本来の性質を損なうことなく安全な物質へと変化させるので、耐火性、耐熱性、防音性はアスベストに準じ、
建物の強度を低下させません。
今後はこの方式を広く一般的に普及させたいものです。
アスベストの有害性は、飛散したアスベスト繊維の針状結晶が肺の中へ入り、癌や中皮種を起こすことです。
アスベスト処理の基本は、繊維が飛散しない状況を造ることにあります。
ケミックスでは、プロテクターの工法を普及させることにより、アスベスト処理に伴う莫大なエネルギーを削減し、
さらに健康被害の解決に資することを目指します。